すてきな便りが届いていた。
雨のにおいがした。
すてきな、文章がつづってあった。
確かにあの子の、あのくせ字、あの筆圧。
そうだ。そうだった。
譜面をなぞるかのように、じっくりとそれを読み返した。
こんなにも、遠いのに、こんなにも近い。
この手に、届く前には、確かにあの子の前にあったのだろう。
そして、何万キロもの旅をしてきたのだろう。
今日は、あの子の誕生日だ。
21歳になった。
元気でやっているようで、それが、しっかりとした文字からも伺える。
ハッピーバースディ。
素敵な女の子。
これからも、よろしくね。
ともに。また。。。
くるり/トランスファー
明日はスカートの日。
なるべく、ゆっくり歩こう。